微生物による核酸関連物質の生成(第 1 報) : 酵母類の特殊条件下における核酸関連物質の分泌(農芸化学部門)

今原 広次; 岩井 正憲

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アイテムタイプ	[ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
雑誌書誌ID	AN00062275
著者	今原広次 / イマハラヒロツグ岩井正憲 / イワイマサノリ
著者所属(日)	京都府立大学農学部応用菌学研究室京都府立大学農学部応用菌学研究室
抄録(日)	微生物を培養条件下においてその培地中へ核酸関連物質を分泌しうる条件を求めるべく, 研究室保存の酵母類について検討を行なった。正常な培地条件ではいずれの菌株も分泌は殆んど認められなかった。したがって数種の物質を添加して培養を行ない分泌の有無を試験した。すなわち添加物質としてはEDTA, クエン酸ソーダ, マロン酸ソーダ, 窒化ソーダ, ジニトロフェノール, ストレプトマイシン計7種を使用した。その結果マロン酸ソーダおよびストレプトマイシン添加培養の場合Candida utilis, Hansenula anomalaおよびEndomycopsis hordei HDT 7209の3株が明らかに核酸関連物質の分泌を示した。そのうち比較的分泌量の著しいCandida utilisについて更に分泌物質の追究を行なったところ, ストレプトマイシン添加培養においてはアデニル酸が約11γ/ml, マロン酸ソーダ添加培養においてグアノシン約7γ/mlおよび他に未知核酸関連物質が分泌するこるを認めた。一方Endomycopsis hordei HDT 7209の場合もマロン酸ソーダ添加培養においてアデノシンおよびウリジル酸と推定されうるものそれぞれ約13γ/mlおよび約9γ/ml分泌することを認めた。
雑誌名	京都府立大學學術報告. 農學
巻	16
ページ	104 - 109
発行年	1964-09-01
表示順	11
アクセション番号	KJ00000078762
ISSN	00757373

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