@article{oai:kpu.repo.nii.ac.jp:00006359, author = {山田, 康志 and Yamada, Koji and 武田, 征士 and Takeda, Seiji}, issue = {74}, journal = {京都府立大学学術報告. 生命環境学}, month = {Dec}, note = {花器官の中で、花弁は色や形態が最も多様であり、その形づくりは花粉媒介動物の誘因などの役割のために重要である。アサガオとシロイヌナズナで、花弁(花冠)が屈曲する突然変異体が見つかった。それぞれ、花冠表面の分泌腺毛の発生異常と、花弁細胞で機能するワックス合成と輸送に異常があり、これらが花弁屈曲の原因であることが示唆された。ここから、花弁表面に潤滑油のような役割を果たす物質が分泌され、狭いつぼみ中での花器官の摩擦を軽減することで、花弁がまっすぐ伸長するモデルが提唱されている。合弁花のアサガオと離弁花のシロイヌナズナで、花弁屈曲という同じような形態異常が示されたことから、この摩擦軽減のシステムは顕花植物に共通であることが予想される。そこで、複数の花卉園芸植物の入手可能な数品種について花弁表面の観察を行った。その結果、つぼみの段階で花弁が露出している開放的なものには分泌腺毛が存在せず、がく片が花弁を覆っている閉鎖的なものでは、花弁表面もしくはがく片の内側に分泌腺毛が確認された。本研究から、つぼみががく片に覆われる閉鎖的なものでは、分泌腺毛が形成され、花器官の摩擦軽減に関与していることが示唆された。}, pages = {7--11}, title = {花弁表面に形成される毛状突起の機能}, year = {2022}, yomi = {ヤマダ, コウジ and タケダ, セイジ} }