@article{oai:kpu.repo.nii.ac.jp:00004267, author = {冨永, 達 and Tominaga, Tohru}, journal = {京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学, The scientific reports of Kyoto Prefectural University. Human environment and agriculture}, month = {Dec}, note = {耕地雑草は永年繰り返されてきた耕種操作に適応した生活史特性をもち、個体群を維持してきた。しかし、農業の近代化によって絶滅に瀕している耕地雑草が少なからず存在する。ムギ類の代表的な擬態随伴雑草であるドクムギは、非脱粒性、非休眠性および生活環の同調性などの特性を進化させることによって栽培ムギ類とともに分布を拡大してきたが、近代品種の導入や種子選別技術の向上、除草剤の使用などによって現在の分布はいわゆる伝統的なムギ農耕が行われている地域に限られている。ミズタカモジグサやスブタ、ヤナギスブタ、ミズオオバコなどのいくつかの水田雑草は、水稲の早期栽培や湿田の乾田化、除草剤の使用などが原因で生活環を完了できず、絶滅の危機に瀕している。伝統的な農耕システムは農耕地における生物多様性の保全に重要な役割を果たしている。(2003年9月9日受理), 農学, AGRICULTURE}, pages = {101--105}, title = {絶滅に瀕する耕地雑草の現状}, volume = {55}, year = {2003}, yomi = {トミナガ, トオル} }