@article{oai:kpu.repo.nii.ac.jp:00004249, author = {春山, 洋一 and Haruyama, Yoichi and 斉藤, 学 and Saito, Manabu}, journal = {京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学, The scientific reports of Kyoto Prefectural University. Human environment and agriculture}, month = {Dec}, note = {微量元素分析を用いた江戸時代の銅銭-寛永通宝-の産地同定を試みている。寛永通宝はコインの表に書かれた4つの文字の字体や大きさ等の特徴で良く分類されている。しかしながら, 銅銭の産地が確定しているものは比較的少ない。近世以前の金属遺物に含まれている不純物は鉱石由来と考えられることから, 銅銭に含まれる不純物を調べることで産地もしくは原材料を供給した鉱山を同定できる可能性があると考えている。銅銭中の微量元素分布パターンを存在を調べるために産地が判明している11種の新寛永通宝についてピクシー法による元素分布測定を行った。測定は奈良女子大学のタンデム・バンデグラーフ加速器で2.5MeVのプロトンビームを用いて行った。寛永通宝の主成分は銅(60∿90%), 鉛(40∿10%)である。微量元素の測定のためには銅からの大量のX線を除く必要がある。コバルトフォイルを用いたアブゾーバーを用い, 銅のKX線を3桁程度減衰させた。その結果, 20種類以上の元素成分を観測することができた。解析は未だ不十分ではあるが, 産地に特徴的な元素分布パターンがあることが判明した。11種類の元素を指標として, 産地間の相関係数を求め比較した。相関係数は0.3から1.0の間で, 同一産地のものについてはほぼ1に近い相関係数が得られた。相関係数による分類に加えて微量元素の出現パターンを組み合わせることで産地を特定できる可能性がある。}, pages = {19--24}, title = {微量元素分析による寛永通宝の分類(人間環境学)}, volume = {54}, year = {2002}, yomi = {ハルヤマ, ヨウイチ and サイトウ, マナブ} }