@article{oai:kpu.repo.nii.ac.jp:00004228, author = {春山, 洋一 and Haruyama, Yoichi and 斉藤, 学 and Saito, Manabu}, journal = {京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学, The scientific reports of Kyoto Prefectural University. Human environment and agriculture}, month = {Dec}, note = {江戸時代の銅銭「寛永通宝」に含まれる不純物の濃度分布から産地同定を試みている。元素分析には蛍光X線法とピクシー法を併用している。銅銭の主成分は銅と鉛で, その比率は産地に依存するが銅の割合は60∿90%である。銅銭のような厚い金属板を標的とすると, 発生するX線の殆どは銅の特性X線になる。この銅からの多量の特性X線は, 1)半導体検出器の計数率を制限する要因となり, 微量元素の検出に長時間を要する, 2)半導体検出器の特性から生じる低エネルギー側の裾が, 原子番号の小さい微量元素のピークを隠してしまう, という測定上の困難を生じる。今回の測定では半導体X線検出器の前に薄い金属フォイルを置き, 銅の特性X線を選択的に吸収させこの問題を克服することを試みた。使用したアブゾーバーフォイルはコバルト若しくはコバルトとバナジウムを重ねたものである。測定されたスペクトルはX線吸収の理論計算と良い一致を示し, この方法が銅銭中の微量元素の増感に有効であることが確かめられた。}, pages = {15--20}, title = {X 線アブソーバーによる銅銭中の微量元素の増感(人間環境学)}, volume = {52}, year = {2000}, yomi = {ハルヤマ, ヨウイチ and サイトウ, マナブ} }