Perilla 属植物の育種学的ならびに種生態学的研究 I : 主成分分析法によるエゴマ在来種の系統分類(農学部門)

中村 重夫; 村上 道夫

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アイテムタイプ	[ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
雑誌書誌ID	AN00062275
著者	中村重夫 / ナカムラシゲオ村上道夫 / ムラカミミチオ
著者所属(日)	京都府立大学農学部作物学・育種学研究室京都府立大学農学部作物学・育種学研究室
抄録(日)	最近とくに減少傾向の著しい作物の遺伝子源を確保・保有して, その特性の再検討を行うという見地より, 各種の特用作物についてその在来系統の分布と類縁性の解析ならびに系統発生的分化に関する研究を行っている。本報はエゴマについての分類結果である。即ち, 各地より収集したエゴマの在来系統に対して, 主成分分析法を適用して系統の群別化と系統群相互間の類縁関係を検討し, あわせて主成分のもつ生物学的意義について考察したものである。日本, 韓国, アメリカ, ソ連, インドおよびデンマークなどより収集した111のエゴマ在来系統に対して主成分分析の固有値(λ_k)を求めると, 第5成分までで全分散の約79%が表わされた。従って, 第5成分までの成分スコアを用いて系統の分類を行った結果, 13群に分類されることが判明した。これらの群には1系統1群のものから35系統1群のものまでかなり変異することが認められた。この分類結果はクラスター分析の結果とかなり一致している。また, 各主成分に関する生物学的意義を検討した結果, 一般にエゴマの特性決定には早晩性, 草丈, 含油量および脂肪酸などが大きい支配力を有するものと推察される。
雑誌名	京都府立大學學術報告. 農學
巻	35
ページ	7 - 16
発行年	1983-11-15
表示順	5
アクセション番号	KJ00000079095
ISSN	00757373

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