Studies on κ-Casein of Bovine Milk IV : The binding of calcium to α_S-, and κ-casein (Agricultural Chemistry)

MASAMITSU MIYOSHI; FUMIO IBUKI; MASAO KANAMORI

牛乳のκ- カゼインに関する研究 IV : α_S-, およびκ- カゼインに対する Ca の吸着(農芸化学部門) 利用統計を見る

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アイテムタイプ	[ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	英語
雑誌書誌ID	AN00062275
著者	三好正満 / ミヨシマサミツ伊吹文男 / イブキフミオ金森正雄 / カナモリマサオ
抄録(日)	Caとカゼインとの反応をCa濃度0&acd;10mMの範囲で調べた。3mM濃度で沈殿し始めるα_S-カゼインはκ-カゼインによって完全に安定化された。一方, κ-カゼイン自身もCaの存在下で会合を起こし, 多分散状態が著るしくなったが, 沈殿はしなかった。Caが存在しない場合, κ-カゼインとα_S-カゼインのS_<20,W>は各々14.4と1.8であったが, Ca濃度の増加と共に会合していく様子が超遠心分析とゲルろ過によって確認された。Caの存在下でα_S-カゼインは時間と共に会合度を増し, ついには沈殿するがα_S-κ-カゼイン複合体や, κ-カゼイン単独の場合は時間的変化が極めて緩慢であった。pH7と8におけるカゼインによるCaの吸着量を, Ca濃度1&acd;10mMの範囲で調べた。α_S-カゼインの沈殿に必要な吸着Ca量はカゼイン1モル当り約12モルであった。一般的にいって, Caとの反応でα_S-κ-カゼイン複合体のCa吸着能はα_S-, κ-カゼイン単独の場合の吸着能から推定されるより強かった。一方, κ-カゼインのCa吸着能は著るしく弱いことが明白となった。その他吸着の時間的変化についても調べた。
雑誌名	京都府立大學學術報告. 農學
巻	23
ページ	135 - 144
発行年	1971-10-15
表示順	22
アクセション番号	KJ00000078888
ISSN	00757373

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