植物繊維原料の醗酵精練に就て(第 15 報) : 有用糸状菌とそのペクチナーゼに就て(農芸化学部門)

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アイテムタイプ	[ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
雑誌書誌ID	AN00062275
著者	今原廣次 / イマハラヒロツグ中浜敏雄 / ナカハマトシオ
著者所属(日)	京都府立大学農学部応用菌学研究室京都府立大学農学部応用菌学研究室
抄録(日)	亜麻原料の酵素精練法を計画しこの目的に沿うべき強力な酵素分泌を行なう糸状菌の分離及び選択を行なつた結果, Penicillium citrinumに近縁する一株が最も有効と認められた。該菌の分泌する酵素は主としてendo-polygalacturonase及びendo-polymethylgalacturonaseであつてその精製酵素について性質を検討した所, 作用最適pH 3&acd;4,重金属イオン及びSDSによつて強く阻害されるが他のキレート試薬, 酸化還元試薬によつて阻害され難く, また特に強く賦活作用を示す物質は見当たらなかつたが, (Ca)^<++>及び(Ba)^<++>がやや賦活作用を示した。また実用的見地から該菌の麩麹抽出液を用いて亜麻の浸漬醗酵を中間工業的規模で試験した結果。従来のアルカリ精練法より二三の点で優れている事を認め, 酵素精練法の基礎を実証する一知見を得た。
雑誌名	京都府立大學學術報告. 農學
巻	15
ページ	89 - 94
発行年	1963-09-01
表示順	15
アクセション番号	KJ00000078750
ISSN	00757373